ヴィンセント・ベラール VINCENT BERARD

ヴィンセント・ベラール VINCENT BERARD 〜 創造性豊かな時計師 〜
超絶技巧を駆使して独創的意匠のミニッツリピーターやグランドコンプリケーションを世に送り出し、自らを「時の同伴者」と称するヴィンセント・ベラール。
1959年南フランスに生を受け、時計製作の情熱に駆られてスイスに移り住んだのは彼が17歳の時である。ジュー渓谷の時計工房で修行を積み、時計師・時計修理士のディプロム(修了証)を取得した彼は、ラ・ショー・ド・フォン国際時計博物館(MIH)でアンティーク時計の修復に従事するこになる。この時かつての傑作時計に触れ、古の時計職人の技を学んだことは後の創作活動に影響を与えることになる。
その後、クリストフ・クラレやレノー・パピなどの著名なマニュファクチュールを渡り歩き、ドミニク・ロワゾーなどの現代の名だたる時計師と交流を深めた。こうした25年以上におよぶキャリアを基に、2003年自らの名前を冠したヴィンセント・ベラール社(Vincent Berard SA)を設立。「カルト・セゾン・カロッセ」や「リュボレーヌ・アン」を発表、その特異で画期的な創造性と技術力でバーゼル・ワールドのアカデミー・ブースで衆目を集めるようになる。
彼の活動は時計の領域に留まらず、絵画、彫刻、写真、詩作などに及び、特に中世の大聖堂に用いられた建築用法やその幾何学的な手法に大きな関心を寄せているという。ヴィンセント・ベラールの時計が見る者を虜にするのは、こうした彼の感情が刺激されて生じる想念に起因しているに違いない。

























