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CELINEセリーヌ

セリーヌ
1945年にフランスで創業したファッションブランド「セリーヌ」。創業当時はオーダーメイドの子供靴を手掛けていましたが、1950年代後半には女性靴や香水、ハンドバッグを展開。のちにトータルファッションブランドとしてパリを代表するブランドとなりました。「ブギーバッグ」「マカダム」「ラゲージ」など、歴代の著名なデザイナーが作り出した定番バッグのほかにも、使いやすく、クラシカルでエレガントなバッグやウォレットなどの革製品は一生ものにしたい名品ばかりです。
商品点数15
15件あります
セリーヌについて
■飛躍と低迷、さまざまな軌跡を辿るブランド
「セリーヌ(Celine)」は、フランスのファッションブランドとして世界中で高い人気を誇る、エレガントでモダンなデザインが特徴的なブランドです。セリーヌは1945年にセリーヌ・ヴィピアナによって創設され、その後数々の変革を経ながら、現在もファッション界で愛され続けています。

第二次世界大戦後、30歳を目前にしたセリーヌ・ヴィピアナは自分の子供のためにと、オーダーメイドの子供靴専門店として夫リチャードと共に「セリーヌ」を立ち上げました。
セリーヌがデザインし、一流の靴職人・革職人の技術を持って丁寧に作り上げられた子供靴は、その機能性や安全性の面からも人気を博し、特に上流階級の間で話題になりました。
子供靴ブランドとして絶大な信頼を得たセリーヌは、1948年には新たに3店舗を増やすこととなります。当然、大人の靴を作ってほしいという強い要望があり、1959年からは婦人靴の販売が始まりました。その後、香水やスカーフの販売、1966年には現在の主力商品であるバッグの販売が始まり、馬車の柄とバックルが特徴的な「サルキー」が生まれたのもこの時代です。
1967年にはプレタポルテを開始。さらに事業を拡大すると、トータルファッションブランドとしての地位を確立しました。
当時パリではB.C.B.G(フランスの上流階級の良い暮らしやファッションを表す言葉)が流行しており、セリーヌはその代名詞と言えるようなブランドでした。しかし、時代の変化と共にB.C.B.Gが廃れていくと、セリーヌを愛用する人たちの年齢層も高くなり、年齢層が高い人が持つブランドというイメージがついてしまったセリーヌは、そこから徐々に勢いが衰え、低迷期に突入してしまうのです。
■LVMH傘下へ、低迷期からの脱却
1996年、セリーヌはLVMHグループの傘下に入ります。その後創設者であったセリーヌ・ヴィピアナが退任し、後任にまだ30歳であったナン・ルジェが就任するとセリーヌの業績を少しずつ回復させていきます。
1997年にはマイケル・コースがチーフデザイナーに就任し、今までの高級感のある服にスポーティーさを加え、実用性の高いものへと変えていきました。それが大ヒットとなり、低迷期から脱出する事に成功したのです。
マイケルコースが退任したあと再びセリーヌは業績を落としましたが、2008年フィービー・ファイロがクリエイティブディレクターに就任すると次々にヒットを生み出し、セリーヌの救世主となりました。フィービー・ファイロはその後10年間セリーヌで活躍しました。
■愛されるデザインと品質
セリーヌの魅力は、シンプルで洗練されたデザインと機能性を兼ね備えたアイテムであり、そのデザインはモダンで鮮明な印象を与えます。また、セリーヌの洋服やアクセサリーは、上質な素材と職人技によって作られており、高品質かつ長く愛用できるアイテムが豊富に揃っています。セリーヌのデザインは、シックで洗練されたスタイルを追求し、都会的で洗練された女性像を表現しています。そのため、多くのファッション愛好家から支持を受けています。

セリーヌの商品には代表的なモチーフがいくつか存在します。
1960年代までは馬車がセリーヌのメインのロゴでした。1960年代の終わりになると、パリのエトワール凱旋門のチェーンからインスピレーションを受けたと言われるマカダム柄が誕生します。
2001年には従来のマカダムの鎖の柄に影が加えられた「トリオンフ」が誕生し、マカダムに変わってセリーヌのアイコンとして人気を得ています。
セリーヌの歴史や魅力、そしてエレガントでモダンなデザインは、そのブランドが世界中で永続的な人気を獲得する要因となっています。こうした理由から、セリーヌは多くのファッション愛好家に愛され、その存在感は今後も続いていくことでしょう。