ロレックス GMTマスター特集

GMT-Master

世界を旅するために生まれた、唯一無二のパイロットウォッチ

1954年、パン・アメリカン航空の国際線パイロットのために開発されたロレックスの「GMTマスター」。異なるタイムゾーンを同時に把握できる画期的な機能は、航空時代の発展とともに誕生しました。 かつて空の先駆者たちが求めた「出発地と目的地の時間を同時に読み取る」という切実なニーズ。それに応えるために設計されたこの腕時計は、やがて国境を越えて活躍するビジネスパーソンや、自由を愛する旅人たちにとって、人生の時を刻む欠かせないパートナーへと進化を遂げていきます。 その無駄のない美しさは、半世紀以上の時を経た今もなお、色褪せることなく輝き続けています。

HISTORY
時代とともに進化を続けるGMTマスターの系譜

1954年の登場以来、GMTマスターは世界の移動手段やライフスタイルの変化に寄り添い、その姿を進化させてきました。

黎明期:プロフェッショナルのための道具

初代モデルは、2つの時刻を同時表示する純粋な「実用時計」として登場しました。視認性を追求したデザインと頑丈なオイスターケースは、厳しい環境下で働くパイロットから高い信頼を獲得し、飛行に欠かせない装備としての地位を確立しました。

進化の転換点:GMTマスターⅡの誕生

1980年代に入ると、時計史における大きな進化を遂げます。「GMTマスターⅡ」の登場により、短針を単独で動かせる機構が加わりました。これにより、回転ベゼルとの組み合わせで最大3つの地域の時間を把握できるようになり、現代のトラベラーにとって、より実用的なツールへと進化しました。

現代への継承:伝統と最新技術の融合

2000年代以降は、耐傷性に優れた「セラクロムベゼル」の採用や、耐磁性に優れたパーツによる精度向上など、最新技術を積極的に導入。ヴィンテージから現行モデルに至るまで、それぞれの時代背景を反映しながら進化を続けている点こそが、GMTマスターの大きな魅力です。

DESIGN
使いやすさを追求した象徴的なカラーベゼル

GMTマスターを象徴する要素のひとつが、「24時間目盛り付き回転ベゼル」です。 24時間で一周するGMT針と組み合わせることで、もうひとつのタイムゾーンを直感的に読み取ることができます。 特に印象的なのが、昼夜を色分けしたツートーンのカラーベゼルです。機能性だけでなく、デザインとしても高い完成度を誇り、多くのファンを魅了してきました。

●ペプシ(Pepsi):レッド×ブルーの象徴的カラー。GMTマスターの原点ともいえる配色。
●バットマン(Batman):ブルー×ブラックの都会的なカラーリング。現代モデルを象徴する人気配色。
●コーク(Coke):レッド×ブラックの落ち着いた印象。クラシックな魅力を備えた人気カラー。

一方で、単色のブラックベゼルを採用したモデルも存在し、ビジネスシーンにも馴染む落ち着いた印象を与えます。 機能性とデザイン性を高い次元で両立している点に、GMTマスターの普遍的な魅力があります。

MODEL
時代を彩る代表的なモデルとムーブメント

初代 GMTマスターRef.6542(1954-1959)

キャリバー1036を搭載した初代モデル。ベークライト製ベゼルを採用した独特の質感と、リューズガードを持たない初期特有のケース形状が特徴です。現存数が少なく、コレクターズピースとして高い価値を持ちます。

GMTマスターRef.1675(1959-1980年頃)

キャリバー1570/1575を搭載したロングセラーモデル。アルミ製ベゼルとプラスチック風防が生み出す柔らかな風合いが魅力で、ヴィンテージロレックスを代表する存在です。

GMTマスターRef.16750(1980-1988年頃)

キャリバー3075を搭載し、日付のクイックセット機能を追加。アルミベゼルとプラスチック風防によるクラシックな外観を維持しながら、実用性を高めた過渡期ならではの魅力を持つモデルです。

GMTマスターRef.16700(1988-1999年頃)

キャリバー3175を搭載したGMTマスター最終モデル。サファイアクリスタル風防を採用し、耐久性が向上。ヴィンテージの趣と現代的な性能を兼ね備えています。

GMTマスターⅡRef.16710(1989-2007年頃)

キャリバー3185/3186を搭載し、時針単独調整機能を備えた実用性の高いモデル。アルミベゼルによる豊富なカラーバリエーションも魅力で、ネオヴィンテージとして人気を集めています。

GMTマスターⅡRef.116710系(2007-2019年頃)

キャリバー3186を搭載し、セラクロムベゼルを初採用。ケースやブレスレットの質感も向上し、現代的な高級スポーツモデルへと進化しました。

GMTマスターⅡRef.126710系(2018年-現行)

キャリバー3285を搭載し、約70時間のパワーリザーブを実現。セラクロムベゼルやジュビリーブレスレットを採用し、実用性と高級感を兼ね備えた現行モデルです。