なかでも重要な転機となったのが、1930年代にロベール・デュマ(Robert Dumas)が手がけた女性向けのバッグです。後に「サック・ア・デペッシュ(Sac a depeches)」と呼ばれるこのバッグは、台形のシルエットに一本のハンドル、開口部を留めるクロアとカデナ、鍵を収めるクロシェットを備え、現在のケリーへとつながる原型の一つとなりました。
【ミニケリー II(Mini Kelly II / ケリー 20)】
横幅約20cmという愛らしいサイズ感で、現代のマイクロバッグブームを牽引する超人気の極小モデルです。かつて製造されていたヴィンテージの「ミニケリー」を現代的に再解釈し、2016年頃に登場した比較的新しい世代のコレクションです。ショルダーストラップを取り付けることでクロスボディ(斜め掛け)としても使用でき、アクセサリー感覚で身につけられるのが魅力です。小さなサイズにも職人の手仕事による仕立ての美しさが凝縮されています。