また、このモデルを語る上で欠かせないのが「プレジデントウォッチ」という別称です。第34代アメリカ大統領ドワイト・D・アイゼンハワー(Dwight D. Eisenhower)がロレックスの金無垢モデルを愛用していた逸話や、リンドン・B・ジョンソン(Lyndon B. Johnson)など歴代の大統領が着用したことから、この名が定着しました。デイデイト専用に設計された、3連の半円形リンクを持つ「プレジデントブレスレット(President Bracelet)」は、そのしなやかな装着感と圧倒的な気品により、着用者の格位を無言のうちに証明する意匠として確立されました。ちなみに日本では、そのリンク断面の独特な形状から親しみを込めて「カマボコ」と称されることもありますが、この計算し尽くされた曲線こそが、肌に吸い付くような極上のフィット感を生み出しているのです。
素材さえも自ら創り出す、完璧主義が生んだ18Kゴールドの輝き。ロレックスが他の時計ブランドと決定的に異なるのは、自社内に専用の「鋳造場(ファウンドリー)」を所有している点です。通常のブランドは外部 of サプライヤーからゴールドを購入しますが、ロレックスは金の配合、溶解、そして成形に至るまでの全工程を自社で管理しています。