サブマリーナSUBMARINER

ロレックスのサブマリーナは、腕時計業界において最も有名でアイコニックなモデルの一つです。
サブマリーナの歴史は、1953年に遡ります。当時ロレックスは水中での活動に適した腕時計を開発することを目指し、その結果サブマリーナが生まれました。初代モデルであるRef. 6204は、水深100メートルまで耐えられる耐水性を持ち、優れた防水ケースと回転ベゼルを特徴としていました。

その後、サブマリーナはさまざまな進化を遂げてきました。1954年には、Ref.6205とRef.6200が発表され、さらなる耐水性の向上が図られました。1955年には、サブマリーナにクロノメーター認定を取得したCal.1030ムーブメントが搭載されたモデルが登場しました。この頃から、サブマリーナはその優れた正確性と耐久性で評価を受けるようになりました。

1960年代に入ると、サブマリーナはより洗練されたデザインと機能を備えるようになりました。1965年に登場したRef.1680では、防水性を高めたトリプロックリューズを採用したのがこのモデルから。ロレックス独自の防水構造を持つトリプロックリューズは、これまでリューズ側にだけ備えていたゴムパッキンを、チューブ側にも2つ設け、リューズを締めた際のゴム圧によって気密性を高め、より信頼性の高い防水性能を実現しました。

1980年代にはさらなる進化が見られました。1988年には、耐久性と防水性をさらに高めたサブマリーナRef.16610が登場しました。このモデルでは、より強固なケース構造とサファイアクリスタルが採用され、優れた耐久性を実現しました。また、1990年代にはサブマリーナの文字盤や針に視認性を高めるための蓄光材料が導入され、暗闇でも時刻を正確に読み取ることができるようになりました。Ref.116610は1989年から2010年頃まで製造されていたロングセラーで、より現代的なデザインと技術を備えています。このモデルでは、40mmのケースサイズやセラミックベゼル、ムーブメントはCal.3135を搭載しています。さらに、耐磁性や耐衝撃性などの機能も向上しており、プロフェッショナルなダイバーや時計愛好家にとって理想的な選択肢となっています。